「虫が大好きな子どもの好奇心を満たしてあげたいけど、自分が虫が苦手なのでどうしたらいいかわからない」というママは多いと思います。
虫が苦手なママだと、一緒に虫とりに外に出て遊ぶのも消極的になってしまいますよね。
そこで、ここではママが虫嫌いを克服する方法をご紹介します!
大好きにはならなくても、虫に対する嫌悪感を抑えることができれば、子どもの虫や自然への興味を一緒に深めてあげられますよ。
ここでは、虫嫌いになってしまう理由や、克服するための具体的な方法についてを私自身の体験を含めまとめてみました。
よかったら参考にしてみてくださいね。
こんな方におすすめ
- 虫嫌いを克服したい
- 虫が苦手だけど、子どもと虫とりを楽しみたい
もくじ
虫嫌いを克服する方法① 苦手の理由を知る
虫が嫌い、もしくは苦手という方、その理由を考えてみたことがあるでしょうか?
理由が何もないのに、大嫌いになるということはあまりありませんよね。
虫嫌いになってしまった理由として主に次の2点が考えられます。
- 虫のことを知らない
- 過去に虫のことで嫌な経験をした
では、順番にみていきましょう。
苦手なのは虫のことを知らないだけ?
まず最初の「虫のことを知らないから」という理由についてですが、
私たちは得体の知れないものに対して、嫌悪感や恐怖感を抱く傾向がありますよね。
なので、虫嫌いを克服する最初のステップは虫を知ること。
人間同士でも同じです。
初対面ではとっつきにくくて苦手だなと感じた人でも、徐々に付き合いを深め、お互いの中身を知り合っていくうちに好意的になるということはあります。
もちろん虫と心を通じ合わせるというのは難しいですが、虫への理解を深めることは可能です。
虫への理解を深めるもなにも、
- 「見ただけでぞくっとする」
- 「気持ち悪くて生理的に受け付けない」
と感じる方もいるでしょう。
その点も、なぜ気持ち悪いのか、理由を探ってみましょう。
例えば、多くの人が見ただけで嫌悪しがちな「毛虫」ですが、
毛虫に毛がたくさん生えているのは、
- からだを保護する
- 寄生虫から身を守る
- 敵から逃れるために身をぼかしている
などといった、自分自身が生き延びるための進化の結果です。
何も、私たちに嫌われたいと思ってそうなっているわけではないんですよね。
「毛虫も生きるのに一生懸命なんだな」って思えば、毛虫に対する嫌悪感も和らいできませんか?
実は危険な虫は少ない
2つ目の理由として、
昔、ハチに刺されたことがある
など、過去の苦い思い出が災いとなっているケースもあります。
そのせいで、虫のすべてが自分に危害を加えるといったおそれの気持ちも。
しかし、実際のところ、危害を及ぼす虫は数多く存在する中の一部にすぎません。
スズメバチ、ヒアリ、セアカゴケグモ、ムカデ
など、触ってはいけない虫を知ると同時に、万が一刺されたり咬まれたりした場合の対処法を正しく把握することで、虫への恐怖心を和らげることができます。
虫嫌いを克服する方法② 推しの昆虫を探してみる
虫嫌いを克服する2番目の方法は、自分が好きになりそうな推しの昆虫を探してみるという方法です。
虫が苦手な方は、虫というと、ケムシやイモムシなど想像しがちですが、
ママが好きになれそうな虫は結構たくさん存在します。
きれいな虫を探す
世界には、アートのように美しくてかわいい虫がたくさんいます。
まずは、図鑑や書籍などで、ビジュアル的に受け入れOKな虫を探してみましょう。
ほんの一部ですが、おすすめの図鑑・書籍はこちら ↓↓
図書館で借りてみるのもいいですね。
虫をまずアートの対象として捉え、そこから生態への興味へつなげるのがおすすめ。
特に、『世界一うつくしい昆虫図鑑』は、昔は虫嫌いだったという、クリストファー・マーレー氏が作ったもの。
カメラマンや昆虫学者ではなく、「昆虫アート作品」を制作するアーティストです。
図鑑を開くと、本当にアートのような昆虫たちの姿に驚きを感じます。
日本で見られるタマムシ、ハンミョウなども色鮮やかで、興味を持ち始める虫として最適です。
ちなみに、私が最初に興味を持った虫はハナカマキリでした。
ちょっと怖いイメージもあるカマキリですが、ハナカマキリは、白くてまるで花のような綺麗なカマキリ。
からだを美しい花に似せて、天敵から身を守ると同時に、
花と間違えて蜜を吸いにくる昆虫をとらえて食べるという魔性の生態を学ぶのも面白いです。
ママには蝶がおすすめ!
甲虫やカマキリなどはちょっと…という方には、チョウがおすすめ!
イモムシは嫌いだけど、綺麗なチョウは見ていられる方も多いのでは?
モンシロチョウやアゲハチョウは身近にいる蝶で、誰もか知っているかもしれません。
他にも、チョウには本当にいろいろな種類があって、しかもとても繊細で美しい模様を持つチョウも多いですね。
昆虫好きといえば、男の子というイメージも強いですが、実はチョウが好きな女の子はたくさんいます。
18~19世紀のヨーロッパでは、昆虫観察は高貴な遊びで、女性にも昆虫好きな方がたくさんいたそうですよ。
私も子どもがチョウを捕まえると、模様に惹かれ、よく一緒に観察するようになりました。
イモムシも昔は見るのも嫌いでしたが、これがあの美しいチョウに変身するのかと思うと、そこまで嫌悪するのは失礼な気さえしています。
虫大好きじゃなくても子どもと虫とりを楽しめる!
子どもの虫好きは親の虫嫌いを克服するチャンスでもあります。
虫を大好きにならなくても、嫌悪感をなくすことで、子どもの虫とり遊びに付き合ってあげられます。
素手で触らなくても、葉っぱにのせて、動きを観察するだけでも楽しいですよ。
ぜひ、虫嫌いの方は子どもの虫好きをラッキーなことだと思って、虫嫌いの克服にトライしてみてください。
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