昆虫の王様「カブトムシ」は、子どもたちも大好きな昆虫のひとつですね。
しかし、カブトムシの寿命は意外と短く、成虫を夏だけ飼うのでは物足りないということで、幼虫を欲しがるお子さんもいるのではないでしょうか?
そこで、今回は幼虫の入手方法をご紹介!
カブトムシの幼虫をいつ・どうやって手に入れたらよいか、どんなふうに育てたらよいかをまとめました。
最後までお読み頂ければ、幼虫の入手方法や育て方のポイントや必要なものが分かり、お子さんとカブトムシの飼育をより長い期間楽しめるようになりますよ。
4歳と7歳の虫好き男子を持つ母(カブトムシ育成中)が、実体験を交えお伝えします。
こんな方におすすめ
- 4歳~6歳の子どもがいる
- 子どもがカブトムシの幼虫を飼いたがっている
- 子どもと一緒にカブトムシの幼虫を観察してみたい
もくじ
カブトムシの幼虫を手に入れるには?
カブトムシの幼虫を手に入れる方法は、大きく次の3つの方法があります。
- 自分で採集する
- 昆虫ショップや通販で購入する
- 知り合いやお友達に譲ってもらう
それぞれ、説明していきますね。
方法1. 自分で採集する
カブトムシの幼虫は、当たり前ですが、カブトムシが生息している場所、公園や雑木林で採集することができます。
カブトムシの幼虫いる場所のポイント
- クヌギやコナラの木がある(カブトムシの成虫が好む)
- 地面が腐葉土になって湿っている
- ボロボロになった朽ち木の下や朽ち木の中
腐葉土とは、落葉樹が地面に落ちて、微生物によって分解された黒っぽい土のことです。カブトムシの幼虫の栄養分となります。
なので、外観の美しさを保つため、落ち葉を廃棄している公園では、カブトムシの幼虫を見つけるのは困難です。
方法2. 昆虫ショップや通販で購入する
採集する時間がない、近くに幼虫のいる場所が見つからないという場合でも、
カブトムシの幼虫は、昆虫を取り扱っているお店や通販で手に入れることができます。
価格は、お店やカブトムシの種類、幼虫の大きさによってばらつきがありますが、1頭300円~1000程度に設定されているようですね。
幼虫を販売しているお店をいくつかご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
通販で購入する場合は、生き物ですので配送時のトラブルも考慮しておきましょう。
信頼できるお店かどうか、配送時のトラブル時の対応は事前に確認しておいた方が良いですね。
方法3. 知り合いやお友達に譲ってもらう
手間もお金もかからないのが、
カブトムシを飼育している知り合いやお友達から譲ってもらうという方法です。
カブトムシを育てているお家では、オスとメスを交尾させて、卵を産ませ、大量の幼虫を持っているケースが少なくありません。
そんなご家庭では、
「カブトムシの幼虫をぜひもらってください」
と、快く幼虫を譲ってくれます。
ちなみに、私の息子が飼っているカブトムシの幼虫も、幼稚園のお友達から譲ってもらったもの。
幼稚園の保護者連絡用LINEで、「カブトムシの幼虫が欲しい方いませんか~」と回ってきました。
お友達のお家では、カブトムシを何匹も飼っていて、毎年、幼虫をいろいろなお友達に分けているそうです。
よくよく聞いてみると、カブトムシの幼虫を育てているというご家庭は意外と近くにあって、
きいてみると、いずれも男の子のご家庭でした。
幼虫の育て方なども、分からない点はお友達から教わることもできるので助かりますし、
成虫になったときに、お友達とオスとメスを交換したりできて、子どもも喜びますよ。
もしお子さんに虫が好きそうなお友達がいたら、試しに尋ねてみるのもオススメです。
カブトムシの幼虫が手に入る時期は?
カブトムシは8月~9月頃に産卵、卵は10日から14日程度で孵化し、幼虫になります。
蛹(さなぎ)になるのは大体5月以降なので、大体10月~4月までの間、カブトムシの幼虫を見つけることができます。
個人的には、ある程度幼虫が大きくなった11月以降がおすすめです。
カブトムシの幼虫の育て方は意外と簡単!
次は、飼育に必要なものと、育て方のポイントをご紹介します。
飼育に必要なもの
幼虫を育てていくうえで必要なものは、この3点!
- 飼育ケース
- 昆虫マット
- 霧吹き
昆虫マットは幼虫用のものを選んでください。
成虫用の昆虫マットとは、成分が異なり、幼虫用昆虫マットにはエサとなる栄養分が豊富に含まれています。
また、幼虫を複数飼うときは、できるだけ密集させ過ぎないように気をつけましょう。
エサを食べて糞をしたり、環境が悪くなりやく、お世話が大変になってしまいます。
我が家では、長形20cmのケースに2匹入れて育てています。
幼虫のお世話の仕方
幼虫の育て方は、意外と簡単。
飼育ケースに10cm程度の高さまで昆虫マットを入れます。
日の光が当たらず、温度変化の少ない場所(玄関がおすすめ)に置きましょう。
昆虫マットがエサになるので、あとは環境をキープしてあげるだけ。
ポイントは、次の2つです。
- 霧吹きで湿度管理
- 1~2ヶ月ごとにマット交換
カブトムシの幼虫には適度に湿った環境が必要になります。
市販の昆虫マットを開けたときに、マットの湿り具合を手で確認しておきましょう。
手で握ったときに、形が崩れず、残る程度の湿り具合がベストです。
そして、昆虫マットの表面が乾いたな~と感じたときに、霧吹きで水分を補給してげてください。
また、幼虫は「エサを食べ、糞をする」を繰り返して大きくなります。
蛹になる5月までの間は、1~2ヶ月おきに昆虫マットを交換し、きれいな環境に整えてあげましょう。
カブトムシを幼虫から飼うメリット
虫嫌いのママには、幼虫を飼うなんて抵抗しかないと思います。
私もそうだったのですが、飼ってみると成虫のカブトムシを飼うよりも、メリットがあることに気づきました。
それが、次の3点。
- 子どもが喜ぶ!
- お手入れが簡単!
- 幼虫⇒蛹⇒成虫という完全変態のようすを子どもと一緒に学べる!
何より、子供が喜ぶというポイントが大きいですね。
幼虫はあまり動かないし、いつでも自宅で観察できるという点が、子どものワクワクを引き出してくれます。
また基本的なお世話の方法は、土の湿度管理とマットの環境維持のみ。
特別にエサを必要とするわけでもないですし、大きなスペースを取るわけでもない。
そして幼虫から蛹、成虫のカブトムシという変化を間近で観察することで、子どもの生態系への興味も深め、満足させてあげられますよね。
うまく、成虫になれなかったとしても、それもまた生命の尊さを学ぶ学習に。
情操教育と一環として役立ちます。
オスとメスでペアリングをして、さらに産卵させてあげれば、また365日カブトムシを観察することができますね。
幼虫が苦手なママは多いと思います。
実際に私も、触るのはもちろん、幼虫を見るのも抵抗があるほどでした。
でも毎日、子どもが楽しそうに幼虫を覗いてお世話しているのを見ると、カブトムシの無事の成長を応援したくなります。
ぜひ、カブトムシの幼虫をゲットして、子どもと一緒に育ててみてくださいね。
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