牛すじは、煮込み料理やおでん、カレーなどいろいろな料理に使えます。
でも、食べる時に硬かった経験はありませんか?
牛のアキレス腱やネックスネなど、運動に使われる部分である牛すじは、元々が硬いんですよね。
通常、これを柔らかくするには、鍋で2時間以上煮込む必要がありますが、これはちょっと手間ですよね。
この記事では、
- 牛すじを簡単に柔らかくする方法
- 電子レンジを使って安全に加熱する方法
- 牛すじを上手に煮込むためのコツ
について、ご紹介します。
牛すじ料理は手間がかかると思われがちですが、正しい方法と小技を知っていれば、簡単に柔らかくできます。ぜひ、この記事を参考にして、おいしい牛すじ料理を作ってみてください。
もくじ
牛すじを柔らかくする方法は?
牛すじを柔らかくするには、電子レンジ、炊飯器、圧力鍋の3つの方法がおすすめです。
それぞれの手順を簡単に説明しますね。
電子レンジを使用する場合
必要なもの:牛すじ、水
やり方:
- 牛すじを一口大に切り、耐熱容器に入れます。
- 牛すじが完全に水に浸かるようにして、500Wの電子レンジで10分間加熱します。これを約4回繰り返します。
- 牛すじの量に合わせて加熱時間を調整し、水が足りなくなったら足してください。
炊飯器を使用する場合
必要なもの:牛すじ、長ねぎ(青い部分20cm)、生姜(一かけ、薄切り)
やり方:
- 牛すじを洗って、長ねぎ、生姜と一緒に炊飯器に入れます。
- 全部の材料が水に浸かるようにします。
- 炊飯器をONにして、白米を炊く時と同じように加熱します。
- 炊き上がったら柔らかさを確認し、まだ硬ければ10分程度追加で炊きます。
圧力鍋を使用する場合
必要なもの:牛すじ、長ねぎ(青い部分20cm)、生姜(一かけ、薄切り)
やり方:
- 牛すじを一口大に切り、圧力鍋に入れて水と一緒に沸騰させた後、1分加熱します。
- 一度取り出して水で洗い、アクを取ります。
- 再び圧力鍋に牛すじ、長ねぎ、生姜、水を入れて、蓋をして中火にかけます。
- 圧がかかったら弱火にして20分煮込みます。
- 20分経ったら火を止め、圧が抜けるまで待ちます。
- 圧が抜けたら出来上がりです。
電子レンジを使うと爆発する?防ぐ方法は?
牛すじを電子レンジで加熱する時、思わぬ爆発が起きることがあります。
こうした事故を防ぐための対策をご紹介します。
爆発の理由
牛すじが電子レンジで爆発する主な原因は、
- 加熱力が強すぎること
- 加熱のムラ
このふたつです。
火力を強くしすぎると、牛すじの中の水分が急速に蒸発し、内部の圧力が高まって爆発につながります。
また、大きな塊のまま加熱すると、内部まで熱が均一に行き渡らず、中心部で水蒸気が高圧になり爆発の原因になります。
爆発を防ぐには
電子レンジで安全に牛すじを加熱するには、火力を500wに設定し、10分加熱を数回に分ける方法が効果的です。
また、牛すじを一口サイズにカットしてから加熱することで、爆発のリスクを低減できます。
牛すじが爆発すると怪我の危険もあるので、十分に注意しましょう。
牛すじを早く柔らかくする別の方法は?
牛すじを柔らかくするための、電子レンジなど調理器を使った方法をご紹介しましたが、果物や紅茶などを使用した方法もありますよ。
酵素パワーを活用
牛すじを効率よく柔らかくする方法として、キウイやパイナップルに前日から漬け込む方法があります。
果物に含まれる酵素が肉を柔らかくする効果があるためです。
リンゴや玉ねぎ、ヨーグルトを使用しても同様の効果が得られます。
ただし、長時間漬けすぎると肉が崩れることがあるので注意が必要です。
紅茶を使った煮込み法
紅茶のティーバッグを使って牛すじを煮込む方法もおすすめです。
この方法だと、約1時間で牛すじが柔らかくなります。
紅茶に含まれるタンニンが肉を柔らかくし、臭みや脂っぽさを取り除く効果もあります。
通常の煮込みよりも時間を大幅に短縮できるため、忙しい時に便利ですね。
まとめ
これまでに牛すじを柔らかくするいくつかの方法をご紹介しました。ここでその要点を簡単にまとめてみましょう。
- 牛すじを簡単に柔らかくしたいなら、電子レンジ、炊飯器、圧力鍋の使用がおすすめ
- 電子レンジを使う際は、加熱の火力を調整することが大切
- 牛すじをより迅速に柔らかくする方法として、キウイやパイナップルで事前に漬け込む方法も。玉ねぎ、ヨーグルト、リンゴも活用可能!
- 準備時間がない場合は、紅茶のティーバッグと一緒に牛すじを煮込むと、早く柔らかくなる
牛すじは、煮込み料理やカレー、おでんなど様々な料理で大活躍します。
ぜひ、これらの方法を試して、柔らかく美味しい牛すじ料理を楽しんでくださいね。
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