週末や空いた時間に、食事の下ごしらえをする人は多いでしょう。
今回は、あらかじめ用意しておくのに適した副菜、こんにゃくの煮物に注目します。
- こんにゃくの煮物がどれほどの期間日持ちするのか
- そしてより美味しくするためのコツ
などをご紹介します。
もくじ
こんにゃくの煮物の日持ちはどのくらい?
こんにゃくの煮物の保存期間は味付けに左右されます。
例えば、冷蔵庫で保管する際、
- 薄味のものは2~3日程度、
- 醤油などで濃い味付けをしたものは約1週間
日持ちします。
しかし、これはあくまで目安です。
こんにゃくの煮物に以下のような変化が見られたら食べるのは避けた方が安全です。
- 糸を引く
- 白い膜が見られる
- 変なニオイがする
- 酸っぱい味とニオイがする
これらの兆候があれば、腐敗している可能性が高いので注意してください。
こんにゃくの煮物をおいしく作る切り方は?
こんにゃくの煮物をより美味しくするためには、切り方が重要です。
まず、「ちぎりこんにゃく」がおすすめ!
一口大にする際、包丁ではなくスプーンでちぎると、凹凸が生じて味が染み込みやすくなります。
次に「隠し包丁」です。
こんにゃくの表面に浅く切れ目を入れることで、味がしみ込みやすくなります。
切れ目は、縦横に入れるとより効果的ですが、深すぎると割れやすくなるので注意しましょう。
最後に「手綱こんにゃく」です。
見た目が美しく、特にお祝いの席などで良く使われます。
こんにゃくを6~8mm幅に切り、中央に切り込みを入れて、端を穴に通して形を作ります。
切る厚さに気をつけて、適度なバランスを保つことがポイントです。
こんにゃくの煮物って冷凍できるの?
こんにゃくの煮物は、常備菜として便利ですが、冷凍するのはおすすめしません。
その理由を説明しましょう。
こんにゃくの煮物は冷凍NG
こんにゃくを冷凍すると、水分が抜けてしまい、もとのプリプリした食感が失われます。
結果、スポンジのような食感になり、煮物としての美味しさが減ってしまいます。
煮物以外なら…
しかし、この変わった食感を利用して、煮物以外の料理に活用することはおすすめです。
例えば、似た食感の「凍みこんにゃく」があり、これは古くからある食材です。
凍み豆腐も似たような食感変化を持つ食材です。
また、こんにゃくを冷凍すると、食物繊維が凝縮され、繊維質が増えます。
これにより歯ごたえが強まり、噛む回数が増えて満腹感が得られやすくなります。
強い歯ごたえは肉に似ているため、肉の代わりに使用すると、カロリーオフになりダイエットにも効果的です。
冷凍こんにゃくのおすすめレシピ
ということで、冷凍こんにゃくを用いたレシピをご紹介しましょう。
冷凍こんにゃくは、普通のこんにゃくよりも食感がよくなるといわれています。
酢こんにゃく
- 材料: 冷凍こんにゃく、酢、しょうゆ、砂糖、みりん、刻みネギ。
- 作り方: 解凍したこんにゃくを細切りにし、酢としょうゆ、砂糖、みりんで味付けをし、刻みネギを散らす。
こんにゃくのキムチ炒め
- 材料: 冷凍こんにゃく、キムチ、ニンニク、ごま油、醤油、砂糖。
- 作り方: 解凍したこんにゃくを一口大に切り、ニンニクと一緒にごま油で炒め、キムチを加えてさらに炒める。醤油と砂糖で味付け。
こんにゃくのカレー煮
- 材料: 冷凍こんにゃく、カレー粉、玉ねぎ、トマト、ブイヨン、塩、コショウ。
- 作り方: 解凍したこんにゃくを一口大に切り、玉ねぎ、トマトと一緒にブイヨンで煮込む。カレー粉、塩、コショウで味付け。
これらのレシピは、冷凍こんにゃくの独特の食感を生かしたものです。
アレンジを加えて、お好みの味にしてみてくださいね。
まとめ
低カロリーで食物繊維が豊富なこんにゃくは、日々の食事に取り入れるのに適しています。
こんにゃくの煮物は、味をしっかりつけて冷蔵庫で保存すれば、もう一品欲しいときに重宝します。この煮物は1週間以内に食べきるのが良いでしょう。
冷凍したこんにゃくは食感が肉に似たものに変わり、ヘルシーでダイエットにも最適です。この変わった食感を活かした冷凍こんにゃくの肉そぼろは、オムレツの具やドライカレーなど、色々な料理にアレンジできるので、是非試してみてください。
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