天ぷらをもう一度揚げる=二度揚げすることについて、意見が分かれることがありますね。
実は、天ぷらを美味しくするためには、二度揚げがおすすめなんです。
この記事では、天ぷらを二度揚げするメリットについて説明します。
さらに、適切な温度や二度揚げの方法についても、丁寧に解説します。
もくじ
天ぷらの二度揚げって実際どうなの?
丼にも、うどんやそばにも合う、時々無性に食べたくなる美味しい天ぷら。
と感じる方も…。
実は、天ぷらをもっと美味しくするには、二度揚げが効果的なんです。
天ぷらを二度揚げするメリットとは?
一度揚げだけでは、もったいないくらい。二度揚げすることで、天ぷらはもっと美味しくなります。
二度揚げのポイントはこの2つです。
- 『見た目』
…二度揚げすることで、天ぷらの衣がパリッと仕上がり、油っぽさが減ります。 - 『味』
…衣はサクサクに、具は柔らかくジューシーになります。
さらに、冷めた天ぷらも二度揚げで蘇ります!どうやって?
冷めた天ぷらも、二度揚げで再び美味しくなります。
冷めてしんなりした天ぷらを、
- 水で軽く洗い、余分な水分をキッチンペーパーで拭き取る
- 高温の油で1〜2分揚げて、衣をカリッとさせる
これで、冷めた天ぷらがもう一度美味しくなります。
ただし、水分をしっかりと拭き取らないと油はねのリスクがあるので、注意が必要です。
もっと簡単にしたい場合は、天ぷらに霧吹きで水をかけてから、オーブントースターで2分焼く方法もおすすめです。
天ぷらを二度揚げする際の適切な温度
天ぷらの二度揚げで大切なのは、油の温度を適切に管理することです。
初回の揚げ温度は160℃の低温がベスト
160℃とは、油に箸を入れたときにゆっくりと小さな泡が出る状態です。
この温度でじっくりと揚げることで、表面が焦げずに中までしっかり熱が通ります。
例えば、じゃがいものような厚みのある食材では、中までしっかりと熱を通し柔らかくするのがポイントです。
二度目の揚げ温度は180℃
二度目は約180℃の高温で揚げます。
180℃は、油に箸を入れると泡が活発に立つ状態です。二度目の揚げは、表面をサクッとさせて美しい色に仕上げるため、高温で短時間揚げます。
これで、衣はサクサク、中は柔らかい美味しい天ぷらが完成します。
天ぷらを揚げるときのもう一つのコツ
油の温度管理においてもう一つ大切なのが、一度に多くの食材を入れないことです。
食材を多く入れると油の温度が下がり、揚げ物の美味しさに影響します。
そのため、一度に揚げる食材の量は「鍋の油の表面積の半分以下」が適切です。
天ぷらの二度揚げ方法【時間配分】
二度揚げするときの時間配分はこんな感じです。
- 最初の揚げは5〜10分間
- 二度目の揚げは高温で1〜2分だけ
これが基本です。
そして、天ぷらは食べる直前に二度揚げするのがベストです。
さらに、美味しい天ぷらを揚げるための一工夫
深めの鍋を使い、油をたっぷりと使ってください。
油を多く使うことが、美味しさの秘訣です。
フライパンで少ない油で揚げる方法もありますが、油の温度が安定しないと、天ぷらが油っぽくなってしまいます。
「たっぷりの油を使って温度をしっかり管理し、二度揚げする」
これがコツです。これで、カラッとした美味しい天ぷらが完成します。
調理後の油の処理についても、ポイントがあります。
カスを取り除いた後、油を冷まし、暗い場所で保管すると、再利用が可能です。
最近は使い勝手の良い、おしゃれなオイルポットも多く販売されているので、一つ持っておくと便利ですよ。
まとめ
天ぷらの二度揚げがおすすめな理由は主に2点です。
- 『見た目』
- 『味』
この二つを同時に良くするのが「二度揚げ」の魅力です。
また、冷めてしんなりした天ぷらも、二度揚げすればパリッとして美味しくなります。
二度揚げの際の油の温度については、
- 初めの揚げは160℃の低温で
- 2回目の揚げは180℃の高温で
この方法で揚げると、天ぷらの衣はサクサク、中身は柔らかく仕上がります。
ただし、油に食材を一度に多く入れると、油の温度が下がってしまうので注意が必要です。
二度揚げの時間は、
- 最初の揚げは5〜10分間
- 2回目は高温で1〜2分
深めの鍋を使い、油をたっぷりと使用することで、さらに美味しい天ぷらができます。
こちらもCHECK